感覚を信じて選ぶ

よく来てくれる版画家さんと一緒に、ふらっと立ち寄ってくださった画家さん。しかも、まさかのご近所さん。海外からの観光の方なら気に入ってくださる人もいるかもしれないと、店頭に並べていた季節外れのボアベストを直感で選んでくださいました。そのまま着て帰られる姿がいい感じで、思わず写真を撮らせてもらいました。
普段、創作や芸術活動をされている女性のショッピングには、気分で軽やかに楽しむ空気があるように思います。理屈よりもまず、自分の感覚を信じて選ぶ。その姿勢には、見習いたいヒントがたくさん詰まっているように感じます。
もちろん相対的な傾向ですが、男性のショッピングは、つい機能性や合理性を優先しがちです。でも本来、服や道具を選ぶ楽しさは、スペックやウンチクを超えた冒険の中にこそあるのだと思います。普段なら選ばない色を手に取ってみたり、素材の風合いに惚れたり、古いものと新しいものを自由に組み合わせてみたり。そんなふうに、感覚を大切にするショッピングを少しずつ取り入れることで、暮らしは今よりもっと自由で、彩り豊かなものになっていく気がします。
私自身、売る側の責任として、商品の背景や知識に少し執着しすぎているところがあります。だからこそ、もう少し軽やかに、感覚を共有するような接客も大切にしたいなと感じた一日でした。
お二人さん、また来てね。
2026年5月9日 晴れ