※ バス停「建勲神社前」もしくは「大徳寺前」下車すぐ。地下鉄「北大路」から徒歩約20分。

For Every Worker
すべての働く人、一人ひとりのために

2003年創業の当店 LIFETIME。イギリスの園芸用品に特化した輸入業としてスタートし、今ではセレクトショップとして、京都の北区とオンラインでお店を構えています。

創業から5年が過ぎたころ、働く人々の姿をより深く見つめる中で、新たな表現が必要だと感じるようになりました。そこで2008年、「WORKS & LABO.」というショップブランドをを立ち上げました。名前には二つの意味を込めています。ひとつは「Works and Laboratory」、すなわち作品と研究室。研究を重ね、作品を生み出す人たち。もうひとつは「Work as Laborers」、身体を使って働く人たち。

ここで考えたのは、「労働」という言葉の意味です。多くの場合、労働は給与や報酬のために行う仕事と捉えられます。しかし、それだけに限定されることに違和感を覚えました。お金を稼ぐための労働だけでなく、家事や育児、創造活動、学びなど、私たちが時間と労力を注ぐあらゆる活動も「労働」に含まれるのではないか。そのように定義し直すことから、ブランドの考えが生まれました。

次に浮かんだのは「For All Workers」という言葉でした。「すべての働く人へ」という意味ですが、言語化するうえで少し違和感がありました。大切なのは、個人ひとりひとりを尊重すること。その結果、たどり着いたのが「For Every Worker」という表現です。

「All Workers(全体)」ではなく、「Every Worker(一人ひとり)」という単数形を使うことで、たった一人の活動であっても、一般的には評価されにくい行いであっても、敬意を払いたいという想いを表現しました。こうして、正統的・伝統的な文化に対して二次的な側面を担う「サブカルチャー」を追求するショップとしての方向性が定まりました。

2008年にショップブランドのアイデアとして生まれた「For Every Worker」という考えを、LIFETIMEのショップコンセプトとして大切にしています。
Beyond Garden
Beyond Daily
Beyond Fashion
庭の先に、日常の先に、装いの先に

Garden、Daily、Fashion。 それぞれが異なる表情を持ちながらも、 互いに響き合い、巡るように続いています。 庭で育まれた感覚が日常に息づき、 日常のリズムが装いをかたちづくり、 装いはまた、庭へと心を返します。

根底にあるのは、 生まれる前の時代への敬意と、未来への静かな期待。 かつての職人たちが手にしていた道具、 風の音に耳を澄ませて暮らした人々の感覚、 それらは今も確かに私たちの中に息づいています。

古いものを懐かしむだけではなく、 そこに込められた知恵や、多層的に絡み合うリズムを、 これからの暮らしへとつなげていくこと。 その流れの中に、新しい日常の美しさを見出しています。

そんな穏やかな循環の中で、 魂を宿した鼓動が、静かに響いています。
 
第一章「Beyond Garden - 庭の先に」
第二章「Beyond Daily - 日常の先に」
第三章「Beyond Fashion - 装いの先に」

 
掲載メディア
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 これまでにショップやオリジナルブランド、店主のことを200以上のメディアで紹介していただいたり、コラムを書かせていただきました。こちらにその掲載メディアをまとめています。
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