襟付きシャツを着る

最近、襟付きシャツを着る人が少なくなってきたように感じます。襟を抜いた着方やスタンドカラーはよく見かけるのですが。
昨今のカジュアルファッションは、「少し崩すこと」や「リラックス感」を大切にする流れがあり、さらに日本では、「ちょっと悪そう」といったヤンキー文化の影響も根強く残っていて、そうした感覚も今のスタイルにどこかつながっているように思います。その流れの中で、襟付きシャツは「真面目そう」「堅苦しい」といった印象から、少し距離を置かれがちなのかもしれません。

そんな中で、あえて違う方向に振ってみるのも面白いものです。例えば、ウディ・アレンのような、少し神経質で都会的なムードに寄せてみる。少し野暮にも見えるスモールチェックのシャツを選ぶのも、その一つ。一見すると「オタクっぽい」「ダサい」と思われるかもしれません。でも、“オシャレ”より“洒落”を楽しめる人には、きっと伝わる感覚だと思います。
襟の形はどうするか。第二ボタンの位置はどう見えるか。インナーの色やリブの太さは?合わせるベストやジャケットは?そんなふうに、襟まわりだけでも細かく考える時間は、気持ちを整えてくれる、かけがえのない時間になるはずです。面倒臭いなんて言ったらおしまいです。
装いは、選り(えり)すぐりの一着。今日も襟(えり)を正していきましょう。襟(えり)だけに。お後がよろしいようで。
2026年4月14日 曇り