大人気の「ジンカップ」の新シリーズ、jincup Ceramic。近年、とどまることを知らない人気の木のジンカップは、生産数に限りがあるためなかなか手に入らない存在。そこで、作り手のアキヒロジンさんの想いをそのままに、陶磁器の魅力を詰め込んだ新しいジンカップが誕生しました。
製作を手がけるのは、鹿児島の陶芸スタジオ「ONE KILN」。伝統ある波佐見の窯元で、熟練の職人による「排泥鋳込み」という技法を使って作られています。この技法は、型に泥状の粘土を流し込み、時間をかけて形をつくるもの。待ち時間や泥の具合で仕上がりが微妙に変わり、ひとつひとつに自然な個性が生まれます。
「次は、伝統的で印象的な釉薬にしたい。」
アキヒロジンさんからそう提案を受けた城戸雄介さんが、真っ先に思い浮かべたのがこの“飴釉(あめゆう)”でした。やわらかい飴色の器。昔ながらの喫茶店にそっと置かれているような、見ているだけで不思議と「珈琲を淹れたくなる」魅力を持っています。
飴釉のルーツは千年以上前まで遡ります。中国から伝わり、江戸時代には金沢の「大樋焼」などで日本独自の深い色合いへと進化を遂げました。そんな長い歴史を経て、今もなお私たちの暮らしに自然と溶け込んでいます。釉薬の「流れ」や「たまり」が生み出す濃淡の景色は、ジンさんの手によるjincup特有の彫り跡を、陶器としてより一層美しく引き立ててくれます。
今回の ceramics シリーズでも、前回のコバルトに続き、木の灰を原料とした「柞灰(いすばい)釉」をベースに採用。木を焼き、灰にし、土に掛け、再び火にくぐらせる。素材が巡り、新たな形へと生まれ変わるその循環は、ジンさんの掲げる“ネオ木工”という哲学にふさわしい仕上がりです。
「木のカップ」の形を、「陶のカップ」へ。素材は違えど、そこに込められたお二人の想いはひとつです。
製品仕様
サイズ: 高さ7.5cm 幅11cm カップ直径7.3cm
容量: 約200cc
材 質: 陶磁器
Akihiro Woodworks(アキヒロウッドワークス)
鹿児島を拠点に活動する木工作家。直線から曲線へ、曲線から面へ。力強い立体構築で使う人を作品の中へ引きずり込む。2002年の活動開始以来、オーダー家具制作、オリジナルのプ ロダクト製品の展開、店舗、住宅内装から、インスタレーション作品の発表など、活動の幅を広げ続けている。 現在、「手で作るプロダクトデザイン」をテーマに、新しいカタチを追求しつづけている。
良い物を作れば、良い物を使う人が増える。それを続けてゆくこと。それこそが、より良い未来へ向けて、僕にできる唯一のことだと信じています。良い物の基準を間違わないよう、自分のため、あなたのために。
(アキヒロジンより)