お腹周りの大きなポケットが特徴的なブランド定番のシャツ。マイナーチェンジを繰り返し制作していることから「GROWTH(成長)」と名付けられています。春から秋口まで対応できる生地の厚のアフリカン・マドラスチェック柄。ドロップショルダーで、小さな襟、台襟がのないゆるめの首回り、Aラインのシルエット、後ろ身頃にたっぷりと分量があり、ゆったりとした着心地です。カフボタンない袖口ですが広がりダレることがなく、且つ腕まくりがしやすいデザインです。女性にもご愛用者が多く、男女問わず不思議としっくりくるロングセラーの一着です。
179cm/65kg(やせ型)、Mサイズ着用
シャツとしては一枚で着るのはもちろん、ジャケットを重ねると腰回りのシルエットに特徴が出ます。また、腕まくりをしたり羽織りとして着ても違った良さをお楽しみいただけるデザインです。
179cm/65kg、Mサイズ着用
サイズ
M サイズ: 着丈71cm 身巾62cm 裾巾67cm 肩巾60cm 袖丈56.5cm
L サイズ: 着丈73cm 身巾64cm 裾巾69cm 肩巾62cm 袖丈57.5cm
※製品個体差や手採寸による誤差はあらかじめご了承ください。
※ワンウォッシュ仕上げで、意図的なシワが入った状態でのお届けになります。気になる場合は、アイロンなどで伸ばしてから着用してください。
サイズ比較
179cm/65kg(やせ型)、左/Mサイズ、右/Lサイズ着用
中にTシャツ一枚を着た状態で、Mサイズが若干ゆったりめで、Lサイズが大きめのサイズ感です。
製品仕様
材 質: 綿100%
サイズ: M、L

画像の横幅を幅20cmに合わせると実物と同じ縮尺になります。
春から秋口まで対応できる生地の厚のアフリカン・マドラスチェック柄(現地の生地ではなく、日本の生地メーカーによるパターン配色です)。デニムやチノパンなどに合わせやすいデザインのアフリカン・マドラスチェック柄を選び採用しています。
マドラスチェックの余談
マドラスチェックは、インド南部のチェンナイ(旧マドラス)で生まれた伝統的な織物です。その歴史は長く、16世紀にはすでに存在していたと言われています。もともとはインド発祥の手織り物で、ヴェスティやルンギと呼ばれる伝統衣装に使われていました。現地の綿織物職人が、植物染料を使って鮮やかな色合いの格子柄を作り出し、手織りで仕上げたのが現在のマドラスチェックの原型となります。
18世紀、イギリスの東インド会社がこの生地に目をつけ、イギリスやアメリカへ輸出を開始。ヨーロッパでは「マドラスチェック」として知られるようになり、特に19世紀にはプレッピーやアイビー・スタイルに取り入れられ、アメリカ東海岸の富裕層に人気を博しました。
一方、西アフリカにもマドラスチェックは伝わりました。19世紀の大航海時代、インドとアフリカの間で綿織物の貿易が活発になり、西アフリカの伝統衣装や布文化と融合。現在でも、カリブ海のクレオール文化圏やガーナなどで、マドラス柄の衣服が親しまれています。
さらにallinone流に解釈すると"
マドラスチェックは縦横にリズムよく並ぶ線の繰り返しが特徴的で、どこか数学的。インドといえばIT大国ですが、マドラスの柄にもそんな理数系の雰囲気を感じます。日本でも、チェック柄のシャツを好む理数系オタクが多いと言われますが、もしかしたらこうした共通点があるのかもしれませんね。
一方、アフリカの民族音楽には「ポリリズム」や「ポケット」と呼ばれる独特のリズム感があります。ポリリズムは、4拍子と3拍子のリズムが同時に鳴ることで生まれるもの。よく「アフリカの人々は生まれつきリズム感がいい」と言われますが、それは遺伝というより、言葉や生活習慣によるものです。彼らは日常の中で自然にポリリズムを感じています。話し方や歩き方、農作業をしながら太鼓を叩き歌うリズムも、鳥のさえずりさえ、すべてポリリズムなのです。リズムにおけるポケットについては今回は割愛しますが、allinoneに影響を与えている概念の一つです。
今回、オールインワンの生地にアフリカン・マドラスを選んだのは、柄はもちろん、そんなインドとアフリカの文化に最大限の敬意を込めたかったから。そして、最近店内にインドやアフリカのものが増えているのも、まさに同じ理由です。ちなみに、一昨年、SoundCloud にアップした DAY66 はガーナの民族音楽を元ネタに作りましたが、仕上がった音を聴くと「やっぱり私は日本人のリズム感なんだなぁ」と実感しています。
allinone(オールインワン)
生活と仕事が循環する、不断着
生活、仕事、遊びのリズムが一体となり、すべてが心地よく流れるような洋服ブランドとして、2015年にスタート。「生活に寄り添うように仕事があり、遊びの延長に仕事がある」そんなスタイルから、デイリーウェア(普段着)を「不断着」と位置付けています。ブランド名の「ALL-IN-ONE」は、すべての要素が一つに集約されていることを象徴しますが、同時に「ALL/NONE」という対立的な概念も内包しています。すべてが集まるだけでなく循環して初めて意味を成すという思想が、このブランドに息づいています。
ALL/NONE UNKNOWN WORKWARE
The usability of the “workware” varies with each person. The most important thing is to be “yoursability”. Allinone of the people, by the people, for the people.
※WORKWARE、YOURSABILITYは、allinoneによる造語です。