ドイツのミッドセンチュリーを代表的するガラスの一輪挿し、通称「Solifleur」(ソリフルール)。溶けた氷を思わせる不規則な模様が施されていて、花を一輪活けるとガラスの屈折により、新たな表情を見せてくれます。ペーパーウェイトのような重厚感があります。刻印がないため確証は取れませんが、1970年代西ドイツの時代にIngrid Glas(イングリッド・グラス)のデザインとみられ、キャンドルホルダーとしても人気です。
Solifleur(ソリフルール)について
一輪の花を生けるためにデザインされた花器。花そのものの魅力を引き立てるため、装飾を抑えたミニマルなデザインが特徴的です。スカンジナビアデザインやミッドセンチュリーモダンの影響を強く受けており、素材そのものの質感や形状の美しさを追求する流れがガラス製品にも反映されていました。「ミッドセンチュリー・モダン」や「スペースエイジ」スタイルが流行した時代のインテリアデザインにおいて、植物を取り入れることは自然との調和を重視する流れの中で重要な位置を占めており、部屋にさりげないアクセントを加えると同時に、デザイン性の高い花器自体がアートとしても評価されていました。現在でもヴィンテージ市場での人気は高く、コレクターの間で注目されています。シンプルながらも存在感を持つこれらの花器は、現代のミニマルなインテリアにも調和し、時代を超えた魅力を放ち続けています。
製品仕様
サイズ: 幅8.6cm 高さ9.7cm 奥行4.5cm
材 質: ガラス
年 代: 1970年代
状 態: 良好
当製品はUSED品となります。すべて自己責任でご使用いただけますようお願いします。傷や汚れなどを含め古い物へのご理解をお願いします。