ピッチャーのようなフォルムとデコラティブな持ち手が特長的な東ドイツ時代のStrehla(シュトレーラ)の作品。東ドイツ製の花器は西ドイツの作品よりも相対的に保守的な傾向が強く、この花器もまた釉薬とても美しく独特なフォルムが東ドイツらしい印象です。「Strehla」の刻印と型番が刻印されています。口の広さを生かして放射状にいろいろな種類の草花を飾り楽しめる実用性高い花器です。
当製品はUSED品となります。フラワーベースとして作られていますが、目視できない亀裂などにより水漏れが発生する可能性があります。すべて自己責任でご使用いただけますようお願いします。傷や汚れなどを含め古い物へのご理解をお願いします。
Fat Lava (ファットラヴァ)
1950〜70年代に東西ドイツで製造された陶磁器のこと。当時の実験的精神が溢れるユニークなデザイン、溶岩(Lava)のような釉薬、発色など、ヨーロッパではミッドセンチュリーのインテリアの一つとしてコレクターに人気のシリーズです。
製品仕様
サイズ: 直径110mm 高さ170mm
材 質: Strehla
年 代: 1960〜70年代
メーカー: Scheurich
出 所: ベルリン(ドイツ)
状 態: 良好
Strehla(シュトレーラ)
ドイツのSaxony州で1828年に設立。実用的かつ装飾的な陶器を数多く生産していました。この地域は第二次世界大戦後に東ドイツになったため、1950年代から1980年代にかけて共産主義の支配下に置かれ、VEB(*) Sachsen、SteingutfabrikStrehlaとなっています。1960年代以降、徐々に経営が厳しくなり1989年に閉鎖されました。ほとんどの製品は輸出用に作られため、西ドイツ製よりもドイツで見つけるのが難しいとされるメーカーの一つ。(*) VEBとはは、Volkseigener Betrieb(国営/人民公社/企業)の略)