1992年に結成されたインストゥルメンタルグループMANLARS (マンラーズ)。オリジナルメンバーは日野 (アルトサックス)、中島 (ドラム)、須田 (ベース)、五木田 (トランペット)、鵜飼 (キーボード)、吉田 (トロンボーン)。稀に有馬(ギター)が参加していた。バンド活動期間中はグループ名はなく、活動を休止後にようやくマンラーズにバンド名が決まった。Emily Scorpion (エミリースコーピオン) はバンド活動末期、下北沢に暮らしていた日野のアパートで制作されたMANLARSにとっては初の日本語ボーカル入りのバラード。日野の部屋に集まったメンバーが昼間っからビールを飲み、ほろ酔いで始めたジャムセッション。鵜飼のフレーズを着想に、他のメンバー全員で歌詞を書き、五木田がボーカルを務めた。この時期メンバー全員が既に社会人となっており、学生時代のように熱心に練習をしたり、ライブ活動を行うことはほぼ皆無であったため、バンド後期に作られたこの曲はついぞ人前で演奏されることはなかった。しかし90年代後半、日野が恵比寿カチャトラで後に伝説となったソロライブを行った際、ギターの弾き語りでEmily Scorpionがサプライズ演奏された。素晴らしいパフォーマンスであったが、残念ながらそれが人前で奏でられた最初で最後のEmily Scorpionとなった。MANLARSは実質解散状態であり、たまにメンバーが集まってもEmily Scorpionの話題が上がることも皆無である。故に本作は幻の作品のTシャツである。
*このストーリはほぼ実話です。
みんな大好きジェリー鵜飼の手がけた新作Tシャツ。昨秋TUMBLEWEEDで開催された企画展の際、会場でライブドローイングされた作品を着想とした作品です。
サイズ
Sサイズ: 着丈64cm 身巾48cm 袖丈19cm
Mサイズ: 着丈67cm 身巾52cm 袖丈20cm
Lサイズ: 着丈70cm 身巾56cm 袖丈21cm
XLサイズ: 着丈73cm 身巾60cm 袖丈22cm
※メーカー採寸表記。生地の伸縮などにより実測値は異なる場合があります。洗濯後に縮みが出る場合があります。あらかじめご了承ください。
製品仕様
材 質: コットン100%
デザイン: Jerry UKAI(ジェリー鵜飼)
Jerry UKAI(ジェリー鵜飼)
アートディレクター&イラストレーター。1971年生まれ。静岡県出身。バリカンズ所属。アウトドアやアパレル、CDジャケットなど、ファッション〜カルチャー〜ミュージックなど全方位にて活動中。ヤン富田、吾妻満良 & The Swingin' Boppers、SPECIAL OTHERSなど通算100枚以上におよぶCDジャケットをデザイン。TSUMORI CHISATO、PAUL & JOE、MARC JACOBS、JOURNAL STANDARDなど数多くのファッションブランドの広告やカタログを製作。またTOKION MAGAZINE、WHITE JOURNAL、BOCK、CALYPSO MAGAZINEなどのアートディレクションも手掛ける。POPEYEなどの雑誌にイラストやマンガも提供するなど、ミュージック、ファッション、カルチャーなどなど全方位にて活躍中。スタイリスト石川顕氏とブランド「ウルトラヘビー」も展開。
TACOMA FUJI RECORDS(タコマフジレコード)
TACOMA FUJI RECORDSは、良質な音楽の紹介を目的としたレーベルです。が、その実態はクリエイターがデザインやディスコグラフィーまでもを創造した「実在しない音楽」のマーチャンダイズをプロダクト化するレーベルです。なので当然音楽が売っていません。ですが、その一方ではレーベルの趣旨とは関係なく実在する国内外のグラフィック・デザイナーやアーティストのTシャツを突然リリースしたり、実在するミュージシャンのグッズの企画、製造、プロデュース等も行っています。
[代表/渡辺友郎(TACOMA FUJI RECORDS/Lodge ALASKA)]
約10年間レコード・メーカーにて、ビジュアル・プランナー/コーディネイターを務める。2007年クリエイティブ・プロダクション「Lodge ALASKS」設立。2008年、「面白い人達と楽しく仕事したい。 Tシャツ好きだし。」と思いたち TACOMA FUJI RECORDSを発足。