「包んで運ぶ、結んで贈る」シザーケース。お花の教室へ行くときに花鋏を鞄に忍ばせたり、大切な人に鋏を贈るときに、包んで結ぶロールケースです。日本では古くから伝統的に伝わる「包む」「結ぶ」の本質、ものを大切にし相手を尊重する意を表す所作を、鋏ケースとしてカタチにしました。風呂敷のように包むほか、鋏の出し入れが可能なシザーケースの2WAYでお使いいただけます。京都御所南の革工房Rimとのコラボレート制作。(※)Rimでの販売ございませんのでご注意ください。
製品仕様
サイズ: 縦28cm 横28cm
注意事項
・ 一般的な花鋏、芽切鋏、剪定鋏は国内外のもの問わずご使用いただけますが、幅5センチ以下、刃長約8センチ以上のハサミは先端が革に刺さる可能性がありますので、ご使用をお控えください。
・ 出し入れ可能なシザーケースとしてお使いの際は、激しく使うと革が破れたり結び目がほどけやすくなるため、簡易用途に留めてお使いください。
・ ダークブラウンの濃度は個体差があります。グレーは経年で茶色味が増します。また内側の色味がグレーのもの茶色っぽいものがあります。いずれも革となめしの特性によるものですので、その個体差もお楽しみください。
・ 画像はサンプルのため刻印が入っていませんが、お届けの品には「Rim+LT」の刻印が入っています。
幅5センチ以上の鋏でしっかりホールドできるので、池ノ坊花鋏にも対応。
刃先が尖っている鋏や、輪っか付きの花鋏にも対応。
西欧の20センチで大きめの剪定鋏にも対応。
鋏に合わせた形状に包めます。3色展開。
バッグに忍ばせて、持ち運べます。
真鍮ハトメ付なので、腰にぶら下げて使ったり。
ブーケのように包み、プレゼントとしても。
後ろ姿もとても美しいのです。
材 質
本 体: 革(オイルドレザー)
資 材: 真鍮、麻糸
革は、姫路のタンナーによるタンニンなめしの美しいシボのオイルドレザーを使用しています。動物の皮革なので一枚ごとに色味も質感も異なります。タンニンなめしは化学的な処理とは異なり個体差もあり、経年変化も味わい深いもので、使い込むと艶が出て色も深みが増してきます。また、同じ鋏を包むことで、折り畳んだ時の折り目によって、鋏の形状に沿って型が完成していきます。鋏を永く大切に使うことで、このシザーロールケースも共に育っていく姿を是非お楽しみください。
使い方
ロールケース型
面の広い方から鋏を入れて、刃先が出ないことを確認。
両側を畳みます。
横は紐のないほうを先に畳みます。
鋏の形に沿って包み紐をクルッと巻いて結ぶだけ。
ブーケ型
面の狭い方から鋏を入れて、刃先が出ないことを確認。
半分に畳みます。
紐のないほうを先に畳み、クルッと巻いて結びます。
真鍮のハトメで吊り下げて簡易的な鋏ケースに。
革工房Rim(リム)
押野敬子主宰の革工房。2004年京都にて創業。Rimの工房には、ミシンなどの機械がありません。革を広げ、色むらや傷などを確認し、一枚ずつ革包丁で裁断。とても味わい深い手縫いは、ヨーロッパの伝統的な技法で、馬具職人によって受け継がれてきたもの。強度が増し美しく仕上げるためのコバ磨きも、もちろん手作業。裁つ、貼る、縫う、磨く、全てが手作業で作られています。発色と手触りの良い上質な革や麻糸を厳選し、製品のシックで落ち着いた色合いから、優しく色鮮やかな配色まで、カラバリエーションも豊富。生活道具からファッションアクセサリーまで、幅広く取り揃えています。
こぼれ話
2019年、朝日放送『LIFE〜夢のカタチ〜』でRim主宰の押野さんの密着取材ドキュメンタリー番組でのこと。以前からフローリストケースを一緒に作ろうと話をしていて、この番組で当製品が完成するまで様子を取材していただくことに。この場面は、撮影中に製品の方向性が決まり、二人で「おぉ〜っ!」となった瞬間。