「100年後には今より木が減っているという現実がある」
アキヒロジンさんが今、このバイオマス素材のjincupに取り組む背景には、そんな切実な未来への視点がありました。環境問題がより身近に、リアルになっていく現代。
ジンさんが選んだ道は、プラスチックをただ否定することではありませんでした。その恩恵を理解した上で、持続可能な「バイオマスプラスチック」の可能性を広げていく。それが、ものを作る人間として一番自然な考え方だと彼は言います。
「プラスチック反対!」と声を上げる100人よりも、「新しいプラスチックって面白いよね」とワクワクする100人が集まる場所。そんな肯定的な力の方向性に、ジンさんのものづくりへの愛学(フィロソフィー)が詰まっています。できないことを数えるのではなく、作る側の発想で何ができるかを考えてみる。
その挑戦は、2024年初頭の塊からの削り出しに始まり、3Dプリンターでの試行錯誤を経て、ついに2025年、この「金型」による量産というかたちで結実しました。
木のカップから始まったjincupの物語が、新しい素材と出会い、また一歩未来へ。このバイオマスモデルもまた、みなさんの生活を彩る大切な道具のひとつになれば幸いです。
製品仕様
サイズ: 高さ9.5cm 幅11cm カップ直径7.5cm
容量: 約300cc
材 質: 陶磁器
Akihiro Woodworks(アキヒロウッドワークス)
鹿児島を拠点に活動する木工作家。直線から曲線へ、曲線から面へ。力強い立体構築で使う人を作品の中へ引きずり込む。2002年の活動開始以来、オーダー家具制作、オリジナルのプ ロダクト製品の展開、店舗、住宅内装から、インスタレーション作品の発表など、活動の幅を広げ続けている。 現在、「手で作るプロダクトデザイン」をテーマに、新しいカタチを追求しつづけている。
良い物を作れば、良い物を使う人が増える。それを続けてゆくこと。それこそが、より良い未来へ向けて、僕にできる唯一のことだと信じています。良い物の基準を間違わないよう、自分のため、あなたのために。
(アキヒロジンより)