岐阜県多治見で作られた、素焼き鉢に釉薬を施した植木鉢。有名ブランドや有名デザイナーのものでもなく、特殊な土や釉薬でもない、アノニマス(匿名性が高い)でミニマル(必要最小限)な一鉢。昔ながらの素焼き鉢なので生育環境も良く、デザイン面でも引き算の美学で無駄を削ぎ落したことで、むしろモダンで洗練されたスタイルになっています。ミッドセンチュリーのスカンジナビア(北欧)デザインにも通じる佇まいです。当店LIFETIME的パーマネントコレクションにしたい、無名の逸材です。
製品仕様
サイズ: 直径12×高さ11cm
材質: 陶器
生産国: 日本(岐阜県多治見)
※ 受け皿表面には釉薬が施されていますが、完全防水ではございません。
※ 多少の擦り傷はご了承ください。
土のこと
日本(多治見)の素焼き鉢は、赤土や粘土を使用し、赤土による通気性と水はけの良さと、粘土の粘り気によって丈夫でしっかりとした質感で長持ちする鉢が作られます。職人気質も高く品質や形にブレが少ないのが特徴です。一方、海外の素焼き鉢は、テラコッタ土を使用することが多いのですが、製造過程や土の性質において若干の違いがあり、軽く薄い分やや脆さがあります。機械で大量生産されることが主流で、品質にバラつきがある場合もあり、脆さやバラツキが逆に個性としても捉えることができます。職人による手仕事が均一性を生み、大量生産がバラツキを生む、これも面白いところです。いずれも、地域の土壌や気候に合わせて作られており、植物の栽培環境に適した特徴を持っています。
Tronco(トロンコ)
ブランド名であるTRONCO(トロンコ)には「木の幹」という意味があり、『軸となる大切なもの』を表しています。『GREENある暮らしを軸』に植物を引き立てるモノを発信していく日本ブランドです。