1951年創業のチェコのOtavan Trebon(オタヴァン・トシェボンオタバン)製オーバーオール。オタヴァン・トシェボンが新たに立ち上げたミリタリー復刻ライン(新品)で、首都プラハより南に150km離れた南ボヘミアの中心部、スラヴォニツェの町で生産されています。1960年代当時のパターン、生地の織り(ツイル)、ボタンなど細部まで忠実に再現されています。
サイズ
1A:ウエスト100cm 股上32cm 股下70cm わたり巾35cm 裾巾25cm
2B:ウエスト110cm 股上35cm 股下72cm わたり巾37cm 裾巾27cm
1AがMサイズ相当で標準体型の男性でジャストサイズ。2BがLサイズ相当。ルーズに着る場合は、1Aが女性向きで2Bが男性向きといったサイズ感です。私(179センチ痩せ型)が2Bのストラップを一番長い状態と一番短い状態で着用した画像を載せましたのでサイズ感の参考にしてください。
1Aサイズ(トルソー/レディースMサイズ)標準体型の女性はロールアップで対応可能
サイズ2B(179センチ、痩せ型)
材質
コットン100%
Otavan Trebon(オタヴァン・トシェボン)
1951年にチェコスロバキアの国営企業として創業し、チェコスロバキア軍向け被服の約70%を生産していました。ソビエト崩壊の影響で共産主義体制から民主主義体制に移行しつつあった1991年に同社は、民間合資会社オタヴァン・トシェボンa.s.として組織変更されましたが、チェコスロバキア軍への納品はそのシェアとともに継続されています。1993年にチェコスロバキアがチェコとスロバキアに分離した後は主にチェコ軍の被服の主要納入業者の地位を維持しつつ、永年の軍への納品経験を活かしEU企画に準拠した高品質な民間向けワーク、メディカルウェアも生産しています。
【チェコとスロバキアについて】
OTAVANの歴史は、第二次世界大戦後のチェコとスロバキアの歴史を映し出しています。歴史を知ることで製品の深みが増すので簡単に。現在のチェコとスロバキアを1900年代で振り返りますと、第一次世界大戦後、1918年に民族自決の理念のもとチェコスロバキア共和国の独立。第二次世界大戦直前の戦間期にナチス・ドイツによりチェコスロバキアは解体。第二次世界大戦後にチェコスロバキア共和国が復活。1989年からのビロード革命により体制が崩壊し、1993年にチェコとスロバキアへ分離して現在の同国が成立。という複雑な歴史があります。プロダクトに限らず、映画や音楽、食も然り、あらゆる文化の背景に歴史ありです。