素材感も色味も暖かみのある、ラウンドオープンカラーのシャツ。ゆったりしたボックスシルエットにクラシックなディテールが特徴的な型です。脇も広めのサイズなのでインナーにニットも合わせやすいのですが、Tシャツ一枚でもオーバーサイズな感じにはならないリラックスしたシルエットです。
生地は独特な風合いと質感、肌触りや着心地を味わえるリネンウール。リネンというと春夏のイメージがありますが、しっかりと織られたリネンは糸の特性と起毛感により実は保温性もある素材。そこにさらに13%ウールを混合し織られているのでリネン100%より柔らかく温かく、見た目にも秋冬の質感です。ただ、ツイードのようなコシは控えめで、ウール100%よりは堅めでシワっぽい、秋冬には間違いないのですが、どこか軽やかな要素も感じます。
セピアは、文字っ取りセピア色で落ち着いた色味の深いブラウン。製品の色味が絶妙なのですが、ブラウザによって色味が異なるため補足しておきます。
サイズ
サイズ1: 着丈66cm 身巾58cm 肩幅47.5cm 袖丈58cm
サイズ2: 着丈68cm 身巾60cm 肩幅49.5cm 袖丈60cm
サイズ3: 着丈70cm 身巾62cm 肩幅51.5cm 袖丈62cm
※製品個体差や手採寸による誤差はあらかじめご了承ください。
※モデル 179cm、サイズ2着用(サイズ/シルエット参考として同型色違いサンフラワーの着用画像を掲載しています。)
(サイズ目安)
わたしは179cmの痩せ型でサイズ2ですが、一般的に175cm以上ですとサイズ3をお勧めしています。骨格や肉付きが良い人や、腕が長い男性はサイズ3が無難で、標準体型の男性でサイズ2。小柄な男性はサイズ1。裾がストレートのボックス型なので、着丈が長すぎることは稀です。ですので、メンズシャツを着たい女性も着丈が長くなり過ぎず、メンズシャツのゆったり感を楽しめるかと思います。
製品仕様
材質: リネン87% ウール13%
Hi STORY
1932年、ヴォルビリスに考古学者ヘンリー・コネリーが古代ローマの遺跡群調査に訪れます。15年に渡る調査の間、母国イギリスとを行き来する途中でたくさんの街に立ち寄っています。作家としての顔を持つ彼は、執筆をそんなお気に入りの場所で過ごしていたのだといいます。何軒かの宿にはヘンリー専用ルームまでが存在し、当時その界隈で知らない者はいませんでした。また、当時はジュラバなどが当たり前の中、彼の洋服の装いも目を引いていたといいます。時代は流れ、現在この地域でよく見かけるのが襟先がラウンドしたオープンカラーのシャツ。そう、ヘンリーが行く先々に残していったシャツが原型となり、各々地域に根付いたのです。シャツに刺繍されていたH, Conneryの文字から、いつしかコネリーカラーと呼ばれています。
Another 20th century(アナザートゥエンティースセンチュリー)
人類史上最も発展を遂げた20世紀、ファッション世界もそれは同様のこと。新しいモノが次々と生まれる瞬間(とき)、変化が起こる瞬間(とき)、そんな瞬間の力あふれる様を「洋服」を通してもう1度再現したい。それはレプリカではない。そしてビンテージでもない。