植物のある映画
#008
Domicile Conjugal(家庭,1970)

Domicile conjugal
家庭
1970

 フランソワ・トリュフォー監督のドワネルシリーズ4作目。シリーズ1作目『Les Quatre Cents Coups(1959年、邦題/大人は判ってくれない)』から、主人公アントワーヌ・ドワネルを演じるのは名優ジャン・ピエール・レオ。花を赤色に染めて売っている夫アントワーヌと、自宅でバイオリン教室を営む妻クリスティーヌの暮らしを描いたドラマです。永遠の中二病のようなアントワーヌは、欲望のままに怠惰で、不貞をはたらくも妻に相談するダメっぷり。労働や夫婦の価値観って、日本とフランスではこんなにも違うのか!?と、この映画をはじめて観た二十歳くらいの時は驚いたものです。二人のやりとり、脇役の演技、セリフ(言葉のないシーンも面白い場面がたくさん)などウィットに富んだシーンの連続で飽きることのない内容です。花の切り戻しの話、不倫相手キョウコ、少し偏見が酷いのですが日本文化に興味があったのですね。また、花屋時代のアントワーヌが使っているキーパー(バケツ)は、推測ですが、製造終了が決定してしまったGUILLOUARD(ギルアード)で間違いないですね。テーブルはフェルモブでしょうか。小物使いや衣装も魅力的で、モノ好きの心躍るシーンが満載です。衣装を隈なく調べたところ当店にとっては大発見があり、2019年春にはお知らせできる予定です。

Domicile Conjugal(家庭,1970)

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