1960年代(1950年代の可能性あり)ドイツ製のキャンドルホルダー。真鍮とチーク材の組み合わせによるデンマークミッドセンチュリーモダンスタイルのキャンドルスタンド。ところどころに傷や凹み、真鍮に軽い錆びやムラが出ていますが、とても状態は良い方です。木と真鍮(もしくは銅)の組み合わせは、在るだけで住空間に緊張と緩和をもたらす最強のタッグの一つ。ここにキャンドルと灯りが加わるとメロウなロマンです。
当製品はUSED品となります。傷や汚れなどを含め古い物へのご理解をお願いします。
製品仕様
サイズ: 幅21.9cm 高さ10cm 奥行5.5cm
材 質: チーク、真鍮、アイアン(裏のビスも真鍮マイナスビス仕様)
年 代: 1950〜60年代
メーカー: 不明
出 所: ベルリン(ドイツ)
ミッドセンチュリーモダン
主に1940年代から1960年代にかけて生まれたデザインスタイルです。このスタイルは、建築やインテリア、家具、工業デザインにおいて広く取り入れられ、シンプルさや機能性、自然との調和を重視した点が特徴です。デザインの基本は、直線的で幾何学的な形状を基調とし、過剰な装飾を排したクリーンな美しさにあります。また、温かみのある木材や革、天然繊維などの自然素材を多用しながら、実用性を兼ね備えたデザインが求められました。自然と調和する住空間が追求された一方で、技術の進歩を背景にプラスチックや金属、ガラスといった新しい素材も積極的に採用され、それまでにない革新的なデザインが生み出されています。色使いにおいても、落ち着いたモノトーンや中間色を基調としながら、鮮やかなアクセントカラーを効果的に用いることで視覚的な楽しさを演出していました。
ドイツにおけるキャンドル文化について
ドイツのキャンドル文化は、宗教や季節の行事だけでなく、日常生活にも深く根付いています。特に冬の寒い時期、キャンドルの灯りは「ヒュッゲ」や「ゲミュートリッヒカイト」と呼ばれる、居心地の良い温かい空間を作り出す重要な要素です。アドベントではアドベントクランツに4本のキャンドルを立てて毎週1本ずつ灯し、クリスマスを待つ間に家庭に特別な温もりをもたらします。また、聖マルティン祭のランタン行列などの行事でも、キャンドルの灯りは希望と暖かさを象徴します。
さらに、手作りのキャンドルや伝統的な燭台であるシュヴィッボーゲンなど、クラフト文化との結びつきも強く、家庭の装飾や贈り物としても人気です。近年は環境に配慮した天然素材やモダンなデザインが注目され、伝統と現代が調和したキャンドル文化は、ドイツ人の生活に欠かせない存在となっています。